将棋 竜王戦

【対局者変更】竜王戦「渡辺明vs丸山忠久」を各種データで分析!!

2016/12/02


10月12日、日本将棋連盟からまさかの発表があり、第29期竜王戦7番勝負の挑戦者が三浦弘行九段から丸山忠久九段に変更になりました。

もうなってしまったことは仕方ないので、今回は気持ちを切り替えてこの竜王戦

渡辺明vs丸山忠久

のタイトル戦を様々なデータから分析します!!

急遽対局者が丸山忠久九段に変更に

 

出典:Naverまとめ

皆さんはもうご存じだと思いますが、竜王戦の挑戦者が三浦弘行九段から丸山忠久九段へと変更になりました。

その関連について「知らないよ~」という方は下の記事を別ウィンドウで開いてご覧になってみてください。

 三浦弘行九段が出場停止!?理由・原因と竜王戦挑戦などの問題を考察(改訂版)

10月15日、16日から竜王戦7番勝負がはじまるわけですが、この直前になっての対局者変更は渡辺明竜王にとっても丸山忠久九段にとっても複雑な心境でしょう。

竜王戦については竜王戦公式サイトから棋譜・中継ブログなどを見ることができます。

竜王戦公式サイト→ http://live.shogi.or.jp/ryuou/

では、ここで両者の様々な情報を用いて勝敗予想をしていきたいと思います。

 

渡辺明竜王vs丸山忠久九段勝つのは・・・

 

今回の竜王戦、どちらが優位に進めるでしょうか。

もちろんその時の状況によって異なってきますが、今回は2人の様々なデータをまとめながら、勝敗予想をしてみたいと思います。

 

通算成績

 

まずは両者の生涯成績です。

渡辺明竜王:538勝266敗…0.6691

丸山忠久九段:836勝469敗…0.6406

 

通算成績ではやや渡辺明竜王のほうが上回っていますが、丸山忠久も6割4分以上の高い勝率を誇っており、この面から見るとさほど差はありません。

タイトル戦戦歴


渡辺明竜王
:タイトル戦登場回数24回(竜王10回、王座3回、棋王5回、王将3回、棋聖2回)
      タイトル獲得合計17期(竜王10期、王座1期、棋王4期、王座2期)

丸山忠久九段:タイトル戦登場回数9回(竜王2回、名人3回、王座1回、棋王2回、棋聖1回)
       タイトル獲得合計3期(名人2期、棋王1期)

渡辺明竜王はいわずもがなのタイトル戦績ですね。丸山忠久九段も渡辺明氏が獲得したことのない名人位を2期獲得しており、こちらも輝かしい成績です。

ですが、渡辺明竜王はタイトル戦を多く戦っていて現在の通算勝率を誇っているわけですからすさまじいことだと思います。

 

今年度成績

渡辺明:10勝5敗…0.667

丸山忠久:10勝9敗…0.526

今季の成績を見てみると丸山九段はほぼ五分五分なのに対し、渡辺竜王は7割近い勝率を挙げており、この勢いでいくと渡辺竜王が優位に進められそうです。

 

2人の対戦成績

ここで、ここ15年での2人の対戦成績をまとめておきましょう。

2人はここ15年で24回対戦しており

渡辺明:15勝
丸山忠久:9勝

 

渡辺竜王が0.625の勝率でやや上回っていますね。

ですが、渡辺竜王の通算勝率は0.667ですので、それを考えるとそこまで分のいい相手ではないということがわかります。

直近5局では渡辺3勝丸山2勝となっており、ほぼ互角です。

ですので、このデータでは、やや渡辺竜王のほうが分がいいといった程度になるかと思います。

 

タイトル戦での成績

2人はタイトル戦での勝率はどうなのでしょうか。

 

渡辺明竜王:71勝40敗・・・勝率6割4分

丸山忠久九段:15勝29敗・・・勝率3割4分

 

竜王戦での勝率

渡辺明:6割8分

丸山忠久:2割

 

このデータから見ると、渡辺竜王はタイトル戦でも通算成績と同じくらいの勝率を誇っていますが、丸山九段はかなり勝率が低いことがわかります。

さらに竜王戦だけで見てみると、渡辺明の強さが見てわかります。

丸山九段は2011年、2012年と渡辺明竜王に2年連続で挑戦していますが、いずれも1勝4敗でやぶれています。

 

 

データ上では渡辺明竜王有利。しかし・・・

 

以上のように、過去の様々なデータをまとめてみたところ、タイトル戦、特に竜王戦では渡辺明氏がかなり有利ということが明らかになりました。

よって、勝敗予想としては

渡辺明竜王4勝:丸山忠久九段2勝で渡辺竜王の防衛

となるかなと思います。

 

しかし、先ほども申し上げました通り、タイトル戦のわずか3日前に挑戦者が変更となり、渡辺竜王も丸山九段もどこか気が気でない感じがしているでしょう。

対戦相手を元にじっくりと戦法などの作戦を練ったりする「対策」の時間がゼロに戻されてしまったからです。

通常1ヶ月前までには挑戦者が決まるので両者じっくりタイトル戦に向けて作戦を練るのですが、今回は両者急な決定でそんな時間もありません。

また、今回の例の騒動で外野から様々な声が嫌というほど耳に入ってきてややプレッシャーになっているかもしれません。

ですので、どちらに勝利の女神がほほえむのかはまだわからないところがありそうですね。

将棋ファンのみなさんは、とやかく騒ぎ立てるのではなく、2人が最高の戦いを見せてくれることを祈りながら竜王戦を楽しみましょう!!



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