問題考察 将棋

棋士の対局中の外出禁止令が今日からだが、何が変わるのか


棋士の対局中の外出禁止令がついに施行されました。

このことによって以前と何が変わるのか考えてみました。

 

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ついに施行

この対局中の外出禁止令というのは、東京・大阪の将棋会館で行われる全ての公式の対局(女流棋戦も含む)に適用されるものになります。

また、同様に電子機器に関しての規定もなされました。

 

タイトル戦に関してはまだ一定の決まりを設けたわけではありませんが、竜王戦で金属探知機を用いて手荷物検査をする処置を取ったのを見ると、今後のタイトル戦でも同じような対処をする規定が設けられることでしょう。

 

それでは、この対局中の外出禁止令で何か今までと変化はあるのかポイントごとに考えてみました。

 

食事が外で取れない

外出禁止なのでもちろん食事は将棋会館内で済ませなければなりません。

ですので、以前より出前を取る先生方が増えることになるでしょう。

まぁ、10月の三浦九段の騒動以来出前を取る方も多くなったように感じますので、急に出前を取る文化に放り込まれ困惑するというようなことにはならないと思います。

ただ、馴染みのお店にもう対局の合間に来れないということで別れの挨拶(?)のようなものを行ったという棋士もいるらしく、普段のルーティンを重んじる方には慣れるまでには時間がかかりそうです。

出前以外ですと、持参のお弁当、断食(?)などが考えられます。

 

息抜きに外を出歩けない

これをしている棋士の方もいらっしゃったようですが

ちょっと息抜きに外の空気を吸いにいこう

ができなくなります。

今のところ会館すぐそばの鳩森神社へ行くこともダメっぽいので、

少し緑のある空間でリフレッシュ

ができず、気分転換という意味ではマイナスになるでしょう。

休む場合には将棋館内の空き部屋や守衛室等を利用することになります。

※でも守衛室で身体を休めていた三浦九段も行動が怪しいと認定されてしまっていましたよね。まぁ電子機器を所持していなければ大丈夫ということでしょうか。

 

外部との接触ができない

これが今回の規定主たるものだと思います。お昼休みの間に

ご飯食べてきます

と言って自宅に帰って現在の自分の局面をソフトにかけて形勢判断や指し手を教えてもらう。これができてしまっていた(やっていた人はいないと信じていますが)のです。

確かに今までなら会館から家が近ければ不可能なことではないですよね。

また、家に帰らずとも、外部の人間と接触することによって指し手を教えてもらうこともできます。

各棋戦では将棋連盟で棋譜中継なるものがありますので(一部対局のみ)それを外部の人間に逐一ソフトにかけてもらって、そのデータを自分の携帯に送信してもらったり、空き時間に外部と接触してそれを教えてもらったりする。そんなことが出来うる(やっていた人はいないと思いますが)状態が野放しだったわけですね。

というような問題にようやく待ったをかけたというのが今回の規定です。

対局中の電子機器の所持と外出の両方を禁止すれば、今述べたようなことは不可能になります。

 

対局にはあまり影響はない?

以上以前と変わった点(主に以前できていたが今回からできなくなった点)を見ていきましたが、実際の所、対局自体には影響は少ないのではないかと思っています。

対局中に電子機器を使わないのは勿論当然のことなので、それを禁じられてもあまり困りません。

また、外を出歩けないのを嫌がる方もいるかもしれませんが

息抜きで外を出歩けなかったから対局に負けた!!

と発言する方はまず現れないとは思いますし、何かしらの他の息抜きの方法を編み出すことでしょう。

もちろん以前のルーティンとは違ってくるとは思いますが、対局そのものに多大なる影響を及ぼすものであるとは考えにくいです。

さらに言えば、普段から外を出歩かない棋士にとっては以前と何も変わらない状況で対局をすることになるので、やはり大きな影響はなさそうです。

 

実際このような規定を作ることによって息苦しさはありますが、対局自体には大きな影響を及ぼすことはないのではないかというのが私の見解でした。

 

 



 

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