将棋 竜王戦

第29期竜王戦「渡辺竜王対三浦九段」勝敗予想!驚きのデータが!?

2016/12/02


9月8日(木)に丸山忠久九段と三浦弘行九段による将棋竜王戦挑戦者決定三番勝負の第3局が行われ、三浦九段が勝利し、渡辺明竜王への挑戦権を獲得しました。

三浦九段は自身初の竜王戦での挑戦となります。

よって今回はこの、第29期竜王戦七番勝負の勝敗予想を過去の様々なデータなどを用いて行ってみたいと思います。

 

 

竜王戦

知っている方も多いと思いますが、ここで竜王戦とはどういうものなのか再確認をしておきます。

竜王戦(りゅうおうせん)は、読売新聞社主催の将棋の棋戦で、全7タイトル戦(竜王戦・名人戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦)の中で最高峰である。発足(第1期の開始)は1987年であるが、前身の十段戦、更にその前身の九段戦(第1期は1950年)から数えると、名人戦(第1期は1935-1937年)に次いで2番目に歴史の長いタイトル戦である。七番勝負の勝者は竜王のタイトル称号を得る。竜王位は名人位とともにプロ将棋界の頂点とされている。
出典:Wiki

 

このように、竜王戦は将棋の7つある棋戦のなかで頂点に位置する棋戦であります。

その竜王位の獲得賞金は

4,200万円!!

将棋界最高です。

また、七番勝負の敗者にも、1,550万円の賞金が出ます。

す、すごい額ですね・・・・さすがは最高峰のタイトル

また、2日制のタイトルでもあり、一局の将棋を2日かけて行います。

持ち時間が各々8時間もあり、1手さすのに1時間以上かける時もあります。

ではここで対局日程を確認しておきましょう。

 

第29期竜王戦七番勝負 日程・対局場

第1局 10月15日(土)・16日(日) 天龍寺(京都市)
第2局 10月27日(木)・28日(金) 箱根ホテル小涌園(神奈川県箱根町)
第3局 11月7日(月)・8日(火) ほほえみの宿 滝の湯(山形県天童市)
第4局 11月21日(月)・22日(火) 指宿白水館(鹿児島県指宿市)
第5局 12月1日(木)・2日(金) HAKODATE 海峡の風(北海道函館市)
第6局 12月7日(水)・8日(木) 常磐ホテル(山梨県甲府市)
第7局 12月21日(水)・22日(木) 温泉御宿 龍言(新潟県南魚沼市)

 

対局日程は以上の通りとなっています。

どちらかの4連勝ですと11月中に決着がつき、残りの対局は行われません。

そして対局する2人を軽く紹介しておきます。

渡辺明


出典:kifulog.shogi.or.jp

1984年4月23日生まれの32歳。東京都葛飾区出身。2000年史上4人目の中学生プロ棋士となり、2004年12月わずか20歳で竜王の座を獲得、以後9連覇という偉業を果たす。登場回数合計24回、 獲得合計17期歴代6位

 

三浦弘行


出典:www.weblio.jp

1974年2月13日生まれの42歳。群馬県高崎市出身。1996年22歳の時に当時七冠を独占していた羽生を3勝2敗で破って初のタイトルを「棋聖」を獲得。2001年からは14期連続でA級に在位。登場回数5回 獲得合計1期

両者とも、将棋ファンなら知らない人はいない強豪&人気棋士です。

 

それでは、気になる2人の対局なのですが、過去の様々なデータを用いて様々な予想を立ててみます。

※追記:竜王戦の対局者は三浦弘行九段から丸山忠久九段へと変更になりましたが、この記事は一応データまとめたものとして残しておきます。

 

生涯成績

渡辺明竜王:797戦 533勝 264敗 0.6688

三浦弘行:955戦 563勝 392敗 0.5895

渡辺竜王は生涯成績が6割後半台と高い水準

一方三浦九段も6割に迫っているなどかなりの勝率です。

特に三浦九段は14年A級に在位し、長年将棋界のトップで戦い続けてこの勝率ですので、そうは出せない記録だと思います。

この数字だけ見ても、どちらが有利かは判別できません。

 

過去の2人の対戦成績

ここで渡辺明竜王と三浦弘行九段の過去の対戦成績を見てみましょう。

過去20戦

渡辺明:14勝

三浦弘行:6勝

こう見ると、渡辺竜王の方が勝ち越しています。

渡辺明竜王の勝率が7割、三浦九段の勝率が3割となっています。

このデータを見てみると、渡辺竜王の方がやや有利に見えます。

 

タイトル戦での成績

渡辺明竜王:71勝40敗・・・勝率6割4分(竜王戦の勝率・・・6割8分)

三浦弘行:4勝15敗  ・・・勝率2割1分

渡辺明竜王はタイトル戦での勝率が6割4分と凄まじい勝率を誇っています。

特に竜王戦の勝率が高く、10連覇を成し遂げただけはあるなといった感じです。

対する三浦九段は勝率2割1分と、タイトル戦をやや苦手にしている傾向にあります。

三浦九段がタイトル戦で最後に勝利を収めたのが1997年の棋聖戦第二局の対屋敷伸之戦(しかもこの時1-3で棋聖のタイトルを奪われてしまいます)

それ以降はなんとタイトル戦9連敗しています。

(2010年羽生善治名人に挑戦した時は0-4で4連敗、2013年渡辺明棋王に挑戦した時は0-3で3連敗)

つまり、タイトル戦での三浦九段の対渡辺竜王の戦績は0勝3敗ということになります。

このデータから見ると、三浦九段はタイトル戦での勝率があまりよくなく、さらに渡辺竜王とも相性が悪いようです。

しかし、

この2人が2日制の将棋で戦ったことはまだ一度もありません!!

 

では、この2人の二日制の将棋での勝率を見てみましょう。

 

二日制将棋の成績

渡辺明竜王:71勝40敗

三浦弘行:0勝4敗

 

このデータでも渡辺竜王の強さが光っていました・・・

 

三浦九段にも勝機はある!

ここまでくると、三浦九段に有利な情報が何一つなく、「渡辺竜王の防衛濃厚か」という声が上がりそうですが、ちょっと待って下さい!

実はここ2年での対戦成績は渡辺4勝:三浦3勝とほぼ五分

さらに、去年と今年とあった2局ではいずれも三浦九段が勝っています!!

また、いずれも「データ」上での話ですので、勝敗は当日蓋を開けてみないとわかりません。

どちらかのコンディションが良かった悪かった、たまたま集中力が途切れて悪手を指してしまったなど、ちょっとしたことでも勝敗が分かれてしまうほどにシビアな世界だからです。

なので、データ上では不利でも三浦九段が竜王奪取する可能性は十分にあると思います。

 

データを用いて勝敗予想をすると、

 

渡辺竜王:4勝 三浦九段1勝 で渡辺竜王の防衛

 

となる気がします。

ただし、初戦を三浦九段が取って勢いに乗れば、勝敗は5分5分になるのではないかと思います。

 

 

両者ともに全力を尽くし、記憶にも記録にも残るような素晴らしい竜王戦にしてほしいと思います。



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