将棋 王将戦

第66期王将戦挑戦者決定リーグまとめ

2016/12/02


第66期王将戦の挑戦者決定リーグが終了し、トータル5勝1敗で久保利明九段が見事挑戦権を獲得しました。

今回はその王将リーグ全体の流れと感想をまとめてみました。

 

白熱の王将リーグ

 

王将リーグは、二次予選の勝者4人と前年度のリーグ上位4名の合計8名総当りで行われます。

昨年の王将戦は、挑戦者決定リーグを5勝1敗で羽生善治名人と久保利明九段が並び、プレーオフの末羽生名人が挑戦者となり郷田真隆王将と7番勝負を行いました。

第3局までの時点で羽生さんの2勝1敗で

  • これは羽生さんが獲ったか
  • 郷田さんなかなか厳しい状況だ

などと言われていましたが、そこから郷田さんが3連勝してトータル4-2で防衛したシーズンでした。

 

今年はどのような感じになるのか非常に楽しみでしたが、挑戦者が誰になるかは最終局までわからないという非常に白熱したものになりました。

 

豊島七段の3連勝=6年ぶりの挑戦がちらつく

リーグ戦第2回戦の時点では豊島七段がただ1人2連勝で他は一度は土が付く形となっていました。

そして第3回戦で豊島七段が深浦九段に勝って3連勝した時は非常に盛り上がりました

とうとう豊島が盛り返して彼の時代になる

そうとまで言われていました。

 

4回戦で豊島に土、5回戦で近藤&深浦の陥落決定

4回戦で今年四段になったばかりで見事王将リーグ入りを果たした近藤誠也四段が魅せます

ここまで3連勝の豊島七段と3連敗の近藤四段。豊島七段の勝ちが濃厚かと思われましたが

 

近藤四段の勝ち

 

いや~これは正直驚きました。ここまで3連敗と上位の壁にぶつかっていてこのまま勢いがなくなってしまうかと思われた中での勝利です。

逆に豊島七段はここで痛恨の1敗を喫してしまいます。

ネット上では

  • ま、負けたーー
  • ここで負けるのが豊島
  • 豊島さんにタイトルは無理なのか……

などとガックシ肩を落とす声が見受けられました。

豊島七段が重要なところで負けるとだいたいいつもこんな感じに言っている輩がいるような気がしますが、まぁ最後までわからないですし信じてあげましょう!!という感じでしたね。

 

次の5回戦では近藤四段&深浦九段が黒星で両者リーグ陥落が決定してしまいました。

深浦九段はこの当たりの時期からやや不調モードに入ってしまったのではないかと若干心配です。

 

運命の6回戦・7回戦

5回戦までの時点で久保九段・糸谷八段・豊島七段が3勝1敗で横並びになっていました。

この3者にとっては6回戦で負けてしまうと挑戦者争いから脱落してしまうに等しいので、ここは負けられなかったでしょう。

 

結果は

久保九段→○

糸谷八段→●

豊島七段→●

でした。

久保九段は糸谷八段との直接対決を制して挑戦者争いを1歩リードしました。

糸谷八段は痛恨の敗北。最終戦では何が何でも勝たねばなりません。

一方豊島七段は渡辺明竜王に敗北。とうとう星の差で久保九段に抜かれました。

 

この時点で久保九段の挑戦者決定プレーオフ以上が確定しました。

糸谷八段と豊島七段は


最終戦で勝つ&久保九段が最終戦で敗北

の時だけプレーオフに進出できるという状況になりました。

この時点では

久保九段は最近勢いがあるし、最終戦の相手の深浦九段は最近やや不調だから久保九段がいくかも

と思っていました。

 

 

最終戦:糸谷&豊島両者とも勝ったけど久保九段が挑戦権獲得

 

とうとう最終戦

いやー久保九段としては昨年度も第6回戦終了時点でプレーオフ以上が確定していのに最終戦で羽生さんが滑り込んできてそして挑戦権獲得できなかった悔しい思い出があるので、最終戦気迫が違かったように思えます(あくまで私視点)

この最終戦、糸谷八段は渡辺明竜王に、豊島七段は羽生三冠にいずれも勝利したんです

ですが、久保九段も勝利したので残念ながらプレーオフ開催とはなりませんでした。

 

そして見事久保九段が挑戦権獲得ということで王将リーグが幕を閉じました。

 

王将リーグ総括

 

総括としては

 

豊島七段は後半戦の失速が悔やまれる

久保九段は昨年の二の舞いにならず見事挑戦者になった

昨年挑戦者の羽生三冠がリーグ陥落は驚き

近藤四段の2勝4敗は上出来!!

最終戦までもつれる挑戦者争いは見ものだった

 

こんなところでしょうか。

王将戦のリーグは対局数が多いのでかなりタイトなスケジュールで対局が行われていたので若干めまぐるしいところもありますが、普通のトーナメント方式とは違った魅力(最終局まで挑戦者の可能性がある人が数人存在する……など)があって非常に楽しいものです。

 

また後日郷田王将と久保九段の王将7番勝負に関する記事もあげようと思っています。

 



 

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