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三浦弘行九段3回目の反論文発表。悲痛な胸の内が明かされる

2016/12/02


三浦弘行九段のソフト不正疑惑による問題で、また新たな展開へと突入しました。

三浦弘行九段が3回目の反論文を公表したのです。

そこからは三浦弘行九段の悲痛な胸の内も綴られていました。

 

ついに反論文も3回目

 

とうとうこの問題での三浦弘行九段側からの反論文は3回目となりました。

1回目と2回目に関しては当サイトにて記事にしてありますのでそちらを参考になさってください。

 

三浦弘行九段ソフト指し疑惑に反論!!このまま全面対決へ??

 

三浦弘行九段が2回目の反論文を表明!!その他にも新たな情報が

 

その反論文の全文は以下のサイトからどうぞ

→ http://www.sankei.com/smp/life/news/161107/lif1611070047-s1.html

 

この内容を端的にまとめますと

  • まずは出場停止処分を撤回してから調査にあたるべき
  • 連盟に預けたパソコンを解析会社に解析してもらおうとしたが連盟は第三者委員会を口実に拒否
  • スマフォを解析してもらった結果、ソフトや遠隔操作の形跡はなかった(詳細な資料を添付)
  • 根拠のない出場停止処分は即刻撤回してほしい
  • 私から将棋を奪わないでほしい

 

ということになります。

まず、第三者委員会の設置に対して異議を唱えました。

出場停止処分の妥当性に疑義があるために第三者委員会を設置したのなら、まずは自分の処分を撤回してから調査すべきということです。

これは当サイトの記事の中でも取り上げましたが、今の第三者委員会の手順は疑惑→処分→疑惑の調査 という手順をとっています。普通ならば疑惑→疑惑の調査→処分 という順番になるはずですが全くあべこべな順序になっているのです。

これに関しては三浦九段の言い分は正しいと思われます。

 

そしてその後は自身のパソコンについて言及しています。

三浦九段のパソコンは連盟が保管しているみたいなのですが、そのパソコンが業者に解析依頼をしたという事実はないようでずっと保管されっぱなしのようでした。

それではいつまでたっても埒が明かないということで三浦九段は自分で調査会社に解析してもらおうと連盟にパソコンの返却を依頼したら断られたという流れです。

業者による解析中なので返せないとか、近々業者に依頼する予定なので返せないとかならわかりますが、そのような素振りもなく断られたことによって三浦九段は不満を漏らす形になっています。

これが事実であれば連盟側の対応は「遅い」と言わざるをえません。パソコンを預かってから、また第三者委員会が発足してから幾日か経っていますからパソコンを保管しっぱなしというのもおかしいような気がします。

 

その次は、スマホを解析会社「アスエイト・アドバイザリー株式会社」に解析してもらった旨を語ります。

この会社、設立が2016年6月と新しく実績と言った実績が少ないような会社ですのでやや不安は残りますがその解析データをみると、将棋ソフトが導入されていないことが確定したようです。

遠隔操作ができるソフトも導入されてなかったようです。

しかし

  • スマフォのオンオフの記録は抽出範囲外
  • ドコモの通信データ取り寄せでは時間単位の通信データは手に入らなかった

というこの2点がやや証拠として不十分であるとつつかれる可能性があるところです。

いつオンオフがなされていたか明らかなデータがあれば、対局中に何らかの手助けを使用(外部からの指してメールとかでしょうか)しているかどうかは明確にはなりません。

また、時間ごとの通信データがわからないのも痛手でしょう。

今回は日ごとの通信データ量しか判明できなかったようで、対局中にどの程度通信があったか(なかったか)というのは明確にはなりませんでした。

また、以前から言われているように

2台目3台目を隠し持っていたら意味がない

などまだまだ連盟側から反論されうる材料は残ったままです。

ただし、スマフォになんらかの指してを示すソフトや遠隔操作ができるソフトが導入されていなかったことは大きな証拠にはなるでしょう。

 

悲痛な思いは連盟に届くか

 

この反論分の最後の一文には

出場停止処分を下されてから、毎日不安に押し潰されそうです。満足に眠ることすらできません。このような精神状態で、以前のように将棋を指すことができるか不安でなりません。私の棋士生命は、刻一刻と失われつつあります。私は棋士です。私には将棋しかないのです。どうか私から将棋を奪わないでください。

とあります。

もし不正がなかったのだとしたらこれは三浦九段の心からの思いなのでしょう。

もはや「みんなでハッピーエンド」という展開は有り得なくなっていますが、連盟側も早急に対処しこの問題を一刻も早く解決してほしいものです。



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