問題考察 将棋

三浦弘行問題で第三者委員会が12月中に結論を出しても意味がない?

2016/12/02


三浦弘行九段のソフト不正疑惑問題で新たな情報が入ってきました。

将棋連盟が設置した第三者委員会が12月中に結論を出すというのです。

ですがそれはほとんど意味をなさないのではないかと思っています。

今回はその件について考察していこうと思います。

 

第三者委員会に関する新たな情報

 

こちらのツイートからもわかるように

 

 

将棋の観戦記者として将棋ファンの間でもおなじみの大川慎太郎さん情報で、第三者委員会が12月中に一定の結論を出すということが判明しました。

確かに関係者が結論の時期に言及したのは初めてです。

最近三浦九段問題に関してなんら進展がなかったところでのことでしたからファンの間でもまた物議を醸しているように見受けられました。

そして、私は1つ疑問に思ったのです。

それは

12月中に結論を出したところで現状と何が変わるのか

ということです。

 

引き伸ばし作戦なのか

 

そもそも将棋連盟が三浦九段に課した出場停止処分は

年内の出場停止

であるので12月中に第三者委員会が何かしらの結論(連盟の処分は妥当であったor不当であった)を出したところで年明けは目と鼻の先の時期になっているので、いまさら処分撤回などどいうことはほぼ有り得なくなります。(処分撤回しても今年最後の1、2週間出場できるだけですし、そのタイミングで三浦九段の対局がなかったとしたら全くの無意味となります)

ですのでこの結論自体が三浦九段に対してプラスに働くことはもはやないであろうということが言えるでしょう。

また、12月結論を出す意味合いとしては

三浦九段に対する処遇の妥当性を審査する

というよりも

12月中=竜王戦が終わるのを待つ

という意味合いのほうが色濃く出ているように感じます。

 

連盟側として1番避けたいのは、今回の問題が竜王戦の進行に大きく影響し、スポンサーである読売新聞にさらなる迷惑をけけることでしょう。

その為には竜王戦の7番勝負が何事もなく終わる必要があるわけで、その最中に三浦九段の問題でまた物議を醸すようなことがあると必ず竜王戦自体にも飛び火してきます(そもそも三浦九段が竜王戦の挑戦権を失ってのことですので)

なので

三浦九段の問題に関しては何かしらの結論は出さないとだけれど、それは竜王戦が終わってから

という姿勢がこれで色濃く映し出されたように感じます。

 

そして、もう第三者委員会が設置されてから1ヶ月以上が経過しています。

事実関係を明らかにし、然るべき証拠品の精査(三浦九段が不満を述べていたPCの解析が行われていない)をするのに時間がかかりすぎているように感じます。

もしかしたら我々素人ではわからないような専門的な解析や調査が行われていて、それが非常に時間のかかるものであってようやく12月中に判断材料として揃う というような具合なのかもしれませんが、先ほど私が述べた理由を元にしてみると

ほとぼりが冷めるまで待とう

という意図が見え隠れしているようでならないのです。

 

将棋界のために

将棋界を成り立たせているものはなんでしょうか。

棋士・スポンサー・そしてファンの人々でしょうか。

ではその3者では誰が1番大事でしょうか。

………

全部大事

これに尽きると思います。

なので、スポンサー・ファン・そして名勝負を繰り広げてくれる棋士の方々、それぞれ皆大事で大切にしなければならないと思っています。

これが1つでも欠けてしまえばもう将棋がプロ競技として成り立つものではなくなってしまいます。

今の連盟の動向によって、将棋界の明るい未来のビジョンに暗雲が立ち込めているように思えます。

第三者委員会が結論を出したところであまり進展は見られないように感じますが、少しでも状況が好転することを願ってやみません。

 

 



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