将棋 棋王戦

【棋王戦】千田翔太五段と佐藤天彦名人が共に64手で勝つ珍事

2016/12/02


11月30日に第42期棋王戦挑戦者決定トーナメント決勝と敗者復活戦が行われ、千田翔太五段が佐々木勇気五段に64手で、佐藤天彦名人が森内俊之九段にこちらも64手で勝利しました。

両局ともに64手で終局という非常に珍しい日になりました。

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敗者復活戦は天彦名人の後手横歩の強さが光る

敗者復活戦は森内俊之九段と佐藤天彦名人との対局でした。

棋王戦は2敗システムを採用しており、森内俊之九段は棋王戦挑戦者決定トーナメント準決勝で千田五段に破れ現在1敗、佐藤天彦名人は同じく準決勝で佐々木勇気五段に破れ1敗と、各々負けたら即終了という崖っぷちの状況での1戦でした。

 

先手の森内九段はなんと横歩取りを採用してきました。

佐藤天彦名人の後手横歩取りの強さを知っているでしょうにあえて横歩をとってきたという……さすがウティ!A級棋士の意地でしょうか?

森内九段は中住まい、佐藤天彦名人は4一玉形で対抗しますが、中盤までは互角だったように思えます。

しかし、森内九段が43手目に5六角と打ったあたりから後手の佐藤名人が猛攻を仕掛け、先手玉を即詰みに打ち取り64手までで佐藤名人が勝利しました。

いやー横歩取りはプロでもあっという間に決着がついてしまいますね。一歩間違えれば命取りの非常に怖い戦歩だということが再認識できました。

アマチュアの方はもし指したい場合はよく研究して注意して指しましょう(渡辺明竜王はアマチュアは横歩取りやらなくていいと発言していました)

 

挑戦者決定トーナメント決勝は千田五段の圧巻の強さ

 

こちらは挑戦者決定トーナメント決勝です。ここで負けてもまだ2敗システムの1敗をくらっただけになるので敗者復活戦を1勝すれば挑戦者決定戦へと進むことができます。

そんなこんなで千田翔太五段と佐々木勇気五段の若手対決となったわけですが、予想以上に差がつきました。

 

戦型は相掛かり、若手が相掛かりをするのを久しぶりに見たようなきがしますが、まぁ千田五段はどんな戦法でも凄まじく強いですね。

なんか佐々木勇気五段は一切見せ場がなかったような感じでした。

佐々木勇気五段は挑戦者決定トーナメント準決勝で佐藤天彦名人に勝っているんです。それなのにその佐々木勇気五段を力でねじ伏せてわずか64手で勝ってしまった千田五段には畏怖の念しか浮かびません。

コンピューター将棋を取り入れてどんどん成長している千田五段、今後ももっと恐ろしいモンスターになって強豪たちを震え上がらせることとなるのでしょうか?

 

両局とも64手という珍しい日だった

先に述べましたが、この11月30日の棋王戦の2局ともに64手で終局だったんですね

このようなタイトル挑戦まであと一歩というところでの64手という短手数の将棋が2局というのは非常に珍しいような気がしました。

まぁ横歩取りは短手数になることもしばしばですが、それでもなんかすごい偶然でしたね。

今年の棋王戦はなんか面白いことが起きる予兆なのかもしれませんね

 



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