コラム 将棋

今泉健司四段がフリークラス突破!!佐々木大地四段のXデーは

2016/12/02


11月17日、フリークラスの今泉健司四段が王位戦予選にて畠山鎮七段に勝利し、規定の成績を満たして見事C級2組への昇級を決めました。

今回は今泉さんの話題と、同じくフリークラス所属の佐々木大地四段のフリークラス脱出(C級2組昇級)のXデーはいつになるのか予想してみました。

 

 

 

【祝】今泉四段C級2組昇級

 

今泉健司四段といえば、奨励会三段まで登りつめたもののあと一歩届かず退会しましたが、現行のプロ編入制度を利用して見事プロ棋士になった最初の棋士です(瀬川さんがプロ編入後に制度が確立したので瀬川さんは「特例」での編入という扱いになっています)

2007年から奨励会三段リーグに編入して再びプロを目指しますが4期以内に昇段できずに再び退会

奨励会を2回退会するという非常に珍しい経歴を持っています。

そして2014年にプロ編入資格を満たし、見事その試験に合格しプロ棋士になりました。

将棋ファンであればご存知かと思います。

 

今泉さんは2015年4月にプロ棋士としてスタートします。

この編入試験ではフリークラスという順位戦に参加しないクラスへの編入となりますので、できるかぎり早く規定の成績を満たしてC級2組にあがることが目標となります。

そのフリークラス在籍棋士が順位戦(C級2組)に昇給するには以下の条件を1つでも満たしている必要があります。

 

1:年度(4月~翌年3月)の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上

2:良い所取りで30局以上の対局の勝率が6割5分以上

3:「年度の対局が所定の局数(一例が30局)に達する」

4:全棋士参加棋戦での優勝、タイトル戦挑戦

 

今回今泉四段は2良い所取りで30局以上の対局の勝率が6割5分以上を満たしたのでC級2組昇級となりました。

20勝10敗で0.6666の勝率ですので、ギリギリ満たせた形になりました。

 

今回の昇級を受けて今泉さんの応援サイト「今泉の日常」では喜びの声が綴られています。

 

今泉の日常

 

フリークラス突破というゴールから、順位戦参加というスタートライン

 

まさにそうですよね。順位戦でA級、果ては名人を目指して上へ上へと上がっていくその道にようやく立てたということで本人も安堵していることでしょう。

今泉四段の今後のさらなるご活躍を祈りましょう。

 

 

佐々木大地四段のC級2組昇級は近い

 

今回今泉四段はフリークラス編入から1年7ヶ月で昇級を達成しました。これは過去のC級2組への昇級者の中でも最短(あの瀬川さんでも3年半かかっています)で偉業といえるでしょう。

しかし、この記録をさらに塗り替えそうな人がいます。

 

そう、佐々木大地四段です。

 

プロフィール→ http://www.shogi.or.jp/player/pro/306.html

 

佐々木大地四段は深浦康市九段門下の21歳、2016年4月に三段リーグ次点2回でフリークラス編入の資格を得てプロ棋士としてデビューしました。

その強みは何と言っても受け・粘り。深浦九段譲りの棋風でプロ入り後も好成績を収めています。

叡王戦で佐藤天彦名人と対局した時は非常に見ものでした。劣勢ながらも正確に受け続けるその姿からは並々ならぬ力を感じました。

 

その佐々木大地四段ですが、現時点での通算成績は20局対局して14勝6敗

なんと勝率7割です!!

 

直近30局で20勝10敗であれば昇級できますのでこの調子のままいけば1年以内にチャンスは巡ってくるでしょう。

 

また「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上

でもチャンスがありそうです。

叡王戦での好成績、現在も勝ち進んでいる銀河戦、王座戦で好成績が収められればこちらの条件を満たすことも考えられます。

 

 

いずれにしても1年以内での昇級はほぼ間違いないと見ていい思います。

また、今回の今泉四段の記録を抜く可能性も非常に大きいと思います。

 

ということで佐々木大地四段の昇級Xデーは2017年中になると半ば断言します!!

 

これでこの記事を書いた1ヶ月後とかに昇級してしまったら面白いですけどね!!

 



-コラム, 将棋
-,