叡王戦 将棋

第2期叡王戦決勝3番勝負は佐藤名人が圧巻の強さで初戦を制す


12月4日、第2期叡王戦決勝3番勝負第1局が行われ、後手の佐藤天彦名人が千田翔太五段を下し初戦を制しました。

佐藤天彦名人の圧巻の強さが光る1局でした。

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力将棋を名人が制す!!

 

第2期叡王戦決勝3番勝負第1局は沖縄県護市「万国津梁館」で行われました。

この将棋は序盤から定跡からはずれて力戦の将棋になりました。

 

 

なんかこの辺りの局面、今年の電王戦の第1局の山崎叡王とponanzaの対局を彷彿とさせますね。

以後ほぼ互角の形勢が続きます。

 

39手目のところで千田五段が1時間ほど長考します。

この長考の末に放った8九飛車という手は後の感想戦で

 

千田:8九飛あたりで誤算があった。

と発言しているように、若干後手に形勢が傾きます(ponanza評価で500点くらい)

以後はほぼ後手が+300~500の間で推移していきました。

それは両者ともにミスなく指し続けていったということでもあります。

ですが75手目に千田五段が5五飛と指した後、ついに評価値が大きく動きます

その後後手の天彦名人が徐々にリードを広げていき87手目

ついに1500点を超えます。

その後はほぼ一直線、ジワジワと先手の千田五段の玉は追い詰められていき、108手目、3八金打の場面で千田五段が投了しました。

全体的に未知の将棋

この将棋は全体的に定跡外の力戦将棋でしたので、全く見たことのないような局面ばかりでてきました。

ですが、佐藤天彦名人も千田翔太五段も

全然間違えない

これには解説陣も驚いていました。

また、両者のponanzaとの一致率(特に千田五段)が恐ろしく高かったので解説の藤井猛九段・木村一基八段らは首をかしげていました。

確かにパッと見人間には指しづらいような手や手堅すぎる手などをバシバシと一致させていくその姿には将棋の未来の姿を見ているような気分になりました。

これが次世代の将棋か!!

と震撼しました。

 

結果としては天彦名人が最後まで間違えずに指し続けて圧巻の強さを見せつけましたが、千田五段もソフトの指し手と一致した手を多く指し、その強さとソフトとの思考の親和性の高さを示してくれました。

第2局も非常に楽しみになってきました

 

この対局の棋譜→ http://www.eiou.jp/kifu_player/20161204-1.html

 

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