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順位戦:A級7回戦羽生三冠が佐藤康光九段に勝利!モテは降級の危機……


第75期名人戦A級順位戦7回戦の「羽生善治3冠対佐藤康光九段」の対局が行われ97手までにて羽生3冠が勝利しました。

羽生3冠は不戦勝(対三浦弘行九段)になる予定の星数を合わせるとこれで6勝2敗と名人挑戦の可能性も残す成績になりました。

一方佐藤康光九段は1勝6敗とB級1組への降級前線の先頭に立つ結果となりました……

モテ厳しいか…??

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羽生さん強し

 

今期のA級順位戦も早くも7回戦。残り2局で降級者が決まる(早ければ8回戦の結果次第でも決まってしまいますが、それは追々詳しく見ていきます)非常に緊張感が増してくる時期でもあります。

そして今回は、羽生善治三冠と佐藤康光九段の羽生世代対決となりました。

両者はこれまで150局以上対局していて、羽生さんが6割7分近い勝率を上げています。

羽生さんが2番目に多く対局した相手ですね(1番は谷川浩司九段)

さて、そんな羽生世代の両者の対決はワンサイドな展開となりました。

 

角交換→向かい飛車に

 

後手の佐藤康光九段は4手目で早速8八角成と角交換をしていきます。

そして2二に飛車を振って向かい飛車に。

佐藤康光九段らしい展開になっていく……と思いきや、羽生三冠が序盤から圧倒していく流れになります。

これでは玉が薄くて押し負けると判断したのか、康光九段は52手目から穴熊を目指すことになりますが……

 

中盤も羽生さん優勢

 

中盤も羽生さんが的確な攻めを見せ、佐藤康光九段の穴熊を攻め立てます。

内容に関してはあまり触れませんが、70数手の時点で先手の評価値が+2000点を越えていました(技巧使用)

羽生3冠の玉は右辺が広く、容易に逃れられる状態に対し、後手の佐藤康光九段の玉は穴熊に囲ったがために身動きがとれない状態です。

 

そしてそのまま攻めきられて97手で佐藤康光九段が投了し羽生三冠の勝ちとなりました。

 

 

先手は金を入手して7一金と張り付けば勝ちになりますね。

 

 

佐藤康光九段の降級可能性が上昇

 

この結果羽生三冠は6勝2敗ですので、稲葉八段の今後の結果次第では名人戦挑戦権獲得や名人挑戦プレーオフなどの展開も残すこととなりました。

一方の佐藤康光九段はこれで1勝6敗とA級内での成績が最下位になってしまいました。

三浦九段は今期A級級の対局が無いので除いて考えますと、現在8位が森内俊之九段の2勝5敗、7位が屋敷伸之九段の3勝3敗(現時点ではまだ順位戦7回戦を戦ってない)となります。

他のメンバーは全員4勝以上していますので降級の可能性はありません。

三浦弘行九段が来季A級の地位を保持されたことで、今期のA級降級者は

1名

その1名になりそうなのが上記の3人ですが、現時点では佐藤康光九段が1番ピンチだと思われます。

 

佐藤康光九段は残りの対局者が深浦九段、広瀬八段の2名

森内九段は残りは屋敷九段、稲葉八段の2名

屋敷九段は残りは森内九段、羽生三冠の2名

となっています。

佐藤康光九段がA級級残留するためには

  • 2連勝で森内九段が2連敗か1勝1敗の時
  • 1勝1敗で森内九段が残り2連敗

となっています。

森内九段が残留できるパターンは

  • 2連勝
  • 1勝1敗で佐藤康光九段が2連敗もしくは1勝1敗
  • 2連敗で佐藤康光九段も2連敗

となっています。

屋敷九段は3連敗してなおかつ佐藤、森内両者が3勝6敗以下の場合のみ降級ですので可能性は相当低いです。

ということで佐藤九段、森内九段の2人が濃厚なわけですが、残りの対局相手と条件を見る限り、康光九段の方が厳しいことがわかります。

今のB級1組は強豪揃いですので一度A級から落ちてしまえば再び戻ることは極めて困難を極めます。

ですが今期は羽生世代から1人降級という非常に残念なことになってしまいそうです。

佐藤康光九段が残り2局勝てるかどうか、注目が集まります。



 

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