将棋 竜王戦

竜王戦:渡辺明竜王が丸山忠久九段を下し4勝3敗で竜王防衛!!


12月21、22日に竜王戦七番勝負最終局が行われ、107手までで渡辺明竜王が勝ち、見事竜王防衛を決めました。

雑音が多かった今期の竜王戦シリーズを勝ちきった渡辺竜王にあっぱれ!!

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4勝3敗で竜王位防衛し通算11期目に

 

12月21、22日に第29期竜王戦七番勝負最終局が新潟 龍言にて行われました。

先手は渡辺竜王、後手は丸山九段

これが今期竜王戦七番勝負の最終局でしたので「勝ったほうが竜王」という運命を決する1局でした。

結果は107手で渡辺竜王の勝ち。4勝3敗で七番勝負を制し2期連続・通算11期目の竜王位を獲得しました。

 

後手一手損角換わりの1局

 

戦型は後手の丸山九段が一手損角換わりを選択しました。

この竜王戦シリーズの丸山九段は後手番のときは全て一手損角換わりを採用していたので今回もそうなるかな?と予想されていたのですが、そのとおりになりました。

七番勝負では後手番の一手損角換わりで2勝あげているので

伝家の宝刀で竜王奪取できるか!?

そこが1番の注目ポイントとなっていました。

 

展開としては、丸山九段が早々に仕掛けて開戦します。

その後双方攻め合う積極的な展開になりますが、丸山九段が9筋方面から急襲を開始します。

その9筋の急襲の結果、上図のように9九に龍が作れたのですが、この攻めは続かない筋だったようです。

攻め続けた結果、先手陣の陣形が厚くなり、手番を渡したタイミングで先手の反撃を受けてしまいます。

この時点で既に評価値は先手の+1000点に近い数字にまで差が広がっていました。

 

さらに2日目のおやつタイムの時点では先手の+2000点、後手からの攻めも間に合いそうもなく先手の勝ちはほぼ確定

この局面で渡辺竜王も時間を使って考えたので

勝ちを読み切る時間だ

と言われていました。

実際後は指せば指すほど後手が悪くなる(追い込まれる)状況でしたので、手の場面で丸山九段が投了し、今期の竜王戦七番勝負は4勝3敗で渡辺明竜王の防衛という形で幕を閉じました。

       投了図

 

今期の竜王戦はいろいろありました

今期の竜王戦は10月に挑戦者に決定していた三浦弘行九段がソフト不正疑惑により竜王挑戦権を剥奪された事件があり、

 

今期の竜王戦は中止にしたほうがいいのでは

 

という声さえ上がる状態でスタートするという異例の状況での七番勝負でした。

また、三浦九段問題での渡辺竜王の行動に疑問を抱いたファンからの雑音も多い中での対局でした。

急遽挑戦者に繰り上げになった丸山九段も複雑な心境を伺わせるコメントをしていました。

 

ですが蓋を開けてみればフルセットの大熱戦

ファンにとっても関係者にとっても満足のいく内容だったのではないかと思います。

 

もちろん三浦九段の問題がありましたので様々な意見はあると思います。

ですがここではこの竜王戦七番勝負を戦い抜いた両者を称えようと思います。

 



 

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